代表取締役社長 遠藤　潔は、2016年3月18日　東京都目黒区（以下「目黒区」）より目黒区長感謝状を受賞致しました。

近年、ひとり親家庭の自立促進策には、ひとり親家庭で育つ「子ども世代の自立」の視点が欠落しているとの指摘があります。ひとり親家庭の子どもの貧困対策が緊急的な課題となっている現在、当面はひとり親に特化した施策の充実が求められていますが、子どもの貧困はひとり親家庭のみで起きているのではありません。仕事と子育ての両立の困難は、低所得のふたり親家庭においても当てはまるものです。

目黒区長は、社会福祉事務所を始めとする行政機関の働きのほかに、ワークライフバランスの確保を更に推進し、働く親が家族や子どものために十分な時間が取れるような働き方が可能となるような環境を、社会全体で作り上げるように適切な指導と支援を実施する民間企業経営者・管理者に負うところが大きいと高く評価しています。

選別的な施策によるスティグマやモラルハザードを避ける観点からも、将来的には、母子家庭、父子家庭といった切り口ではなく、男女の賃金格差や正規・非正規雇用者の格差の是正、育児支援、失業対策をはじめとする、より普遍的、一般的なセーフティネットを張り、その中にひとり親家庭対策が吸収されるような姿が目指される形です。

目黒区が定められた基準に基づき、社会貢献の推進に関し積極的に協力し、他の模範となる実績を示した会社、事業所、地域組織などの団体および個人に対し、感謝状の贈呈を行います。

これからも、持続可能な社会の実現のために、社会貢献活動をして参ります。


■　青木英二
83年目黒区議会議員、91年東京都議会議員、04年目黒区長、08年目黒区長就任（第二期目）、12年目黒区長就任（第三期目）。