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ニュースリリース

生分解性コート剤の化学品事業について

2023年08月01日
株式会社遠藤総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:遠藤潔、以下「遠藤総研」)は、生分解性コート剤の化学品事業(以下「本事業」)の円滑な販売実施に協力して参ります。

本事業は、生分解性コート剤の化学品事業の早期普及を目的として取組むものです。

紙やフィルムに塗る生分解性樹脂(溶融、エマルジョン、水溶液)は、微生物の働きで最終的にCO2と水に分解される石油化学系を代替するコート剤です。海洋汚染などのプラスチックごみの課題解決やCO2排出量を減らせることから、環境対応品として注目されています。

プラスチックフィルム代替品は溶融タイプが中心でしたが、2022年エマルジョンタイプが発売されたことで、需要が拡大しています。エマルジョンや水溶液タイプは、樹脂層の薄膜化や樹脂量の削減が可能であり、紙のリサイクル性向上につながることから、欧州を中心に引き合いが増加しています。

また、ラミネートフィルムの代替可能であり、モノマテリアル化実現に寄与する材料として需要が高まっており、2023年の市場前年比28.1%増が見込まれています。

今後、脱プラスチックニーズにより、融タイプはシール強度が高い用途向け、エマルジョンタイプ・水溶液タイプは薄膜化可能なため多様な用途で採用が期待されています。

遠藤総研は、本事業を含め、環境社会の構築、資源リサイクルの効率化、超高齢化社会への対応など、社会的課題の解決に貢献する関連事業に引き続き多面的に取組んで参ります。