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ニュースリリース

国際防災の日

2023年10月13日
2023年、気温に関する記録が塗り替えられ、世界中で過去最大規模となる干ばつ、火災、洪水が発生しました。貧困と不平等が、これらの災害をさらに深刻化させています。

最も貧しい人々は、異常気象による最も大きなリスクに頻繁にさらされています。これらの人々は洪水と干ばつの影響をより受けやすい場所に住んでいる場合もあり、被害に対処し、そこから復興するための資源も、乏しい状況にあります。その結果、彼らは災害の影響により不均衡に苦しみ、さらなる貧困へと追いやられる可能性があります。

レジリエント(強靭)な未来のために不平等と闘う、これが今年の「国際防災の日」のテーマです。各国は、パリ協定を履行すること、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて努力すること、「仙台防災枠組」を実施することにより、貧困と災害の悪循環を断ち切るよう努めなければなりません。

私たちはまた、今年の国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)で「損失と損害基金」を稼働させるとともに、2027年までに地球上の誰もが早期警報システムでカバーされるようにすることで、グローバル・レベルで不平等の問題に取り組まなければなりません。

今年の「国際防災の日」にあたり、レジリエンス(強靭性)と適応に投資し、あらゆる場所のあらゆる人々にとって安全で公正な未来を築くという決意を再確認しようではありませんか。

(アントニオ・グテーレス 国連事務総長メッセージより)