地雷や爆発物、爆発性戦争残存物は、アフガニスタンからミャンマー、スーダン、ウクライナ、コロンビア、ガザに至るまで、世界中で武力紛争に巻き込まれている何百万もの人々を、直接的に脅かしています。

命を奪うこれらの爆発物は、戦闘が終結した後も数十年にわたってコミュニティーを汚染し、女性、男性、子どもを問わず死に至る危険を日常的にもたらし、重要な人道支援や開発支援を阻害する恐れがあります。

国連の勇敢な地雷除去要員たちは、パートナーと連携して人命を奪うこれらの兵器を除去し、人々のコミュニティー内での安全な移動を確保するとともに、人々と人道支援従事者の安全を確保するための教育や脅威評価を提供しています。

今年のテーマである「命を守る、平和を築く」は、障害者など特にリスクにさらされている人々を保護する必要性を思い起こさせます。

私はまた、加盟国に対し、国連地雷除去戦略を支持するとともに、対人地雷禁止条約、クラスター弾に関する条約、特定通常兵器使用禁止制限条約を批准し、完全に履行するよう要請します。

1カ国ごとに、1コミュニティーごとに、世界からこうした兵器を完全に除去しようではありませんか。

（アントニオ・グテーレス　国連事務総長メッセージより）